なんとなく、何されるのかがわかった。


「いやっ」


拒むと、ハンカチを口に詰められ、手を小太りのほうがしていたネクタイで結ばれる。


「んんーっ」


ダメ元で声を出してみるけど、くぐもった声しか出ない。


制服のボタンを外される感覚に全身が冷たくなる。


「やっぱり、白色好きなんだね」


今日の私の下着の色。


身をよじってなんとか抵抗するけど男の人の力には敵わない。


ついに素肌にそいつらの手が触れた。


いやっ、助けてよ。


涙が溢れ出てくる。


「わ、泣いた顔、そそる」


そう言ったチャラい方の人に嫌悪感どころじゃない吐き気を感じる。


スカートを脱がされかけるのがわかった。


助けて、水瀬君……。