お隣さんは裏アリ王子

そう言われ、私はベッドから降りる。


「いただきます」


水瀬君ができる数少ない料理、トーストを食べながらいつまでこの生活は続くのか、考える。


とりあえず、手紙がなくなるまではここって決めてる。


そろそろ警察に相談でもしようかな……。


「行くぞ」


ぼーっとしながら制服に着替え、準備を終わらせると水瀬君に言われたから、2人で家を出た。


いつもの調子で学校を終えると、私と水瀬君と紗里奈と如月君の4人で帰る。


最初は、水瀬君と2人だったりしたけど今ではこの形に落ち着いた。


「今日バイトだから、じゃあね!」


私1人、バイト先の方向へ歩くといつもと同じ気配がした。


それは、バイト先に近づくに連れてなくなりパン屋さんの席には、あのお客さんがいる。