私を下すとき、腕を思いっきり掴んで彼をベッドへとひきづり込んだ。


「……っ」


思わぬ距離に水瀬君乗せる顔があって、思わず顔が赤くなった。


「どうなっても知らねーぞ」


水瀬君はそう言い、私の隣に寝転がった。


毛布をかぶって私に背中を向けて寝てしまった水瀬君を見ながら私も目を閉じた。


今日、体育館倉庫を開けてくれた水瀬君はかっこよかった。


そう、思い出しながら。