「今日は、夕飯作んなくていいから」


そう言って水瀬君は、キッチンに消えていった。


少しして出てきたのは、カップラーメン。


「今日は、これで我慢してくれ」


申し訳なさそうに水瀬君が言う。


「私はいいけど、水瀬君はいいの?」


「俺は別に」


ゆったりとしたご飯の時間を過ごすと水瀬君は、片付けを進んでしてくれた。


「風呂、入ってこいよ。あ、立てねーなら一緒に入るか?」


「え、バカ」


冗談にわかっていたのに本気で返してしまうと水瀬君は優しく笑った。


「うそうそ。行ってこいよ」


「うん」


水瀬君家のお風呂に入るのは2回目。


そして、まだ足が震えてて立ってるのがやっと。