お隣さんは裏アリ王子







次の日、ぼーっとする頭で左手の違和感に気づく。


隣では、圭が眠ってる。


「ふふっ。プロポーズ、されたんだなあ」


口に出すと、幸せで頰がゆるむ。


昨日の観覧車でのことがよみがえる。


2人で笑い合った時の圭の優しい表情。


帰る時のあったかい雰囲気。


全部を鮮明に思い出せる。


「真奈」


1人で思い出してると圭が目を開けて私の名前を呼ぶ。


「んー?」


そう言うと、ぐっと腕を引っ張られて布団に戻される。


「んっ」


口づけられるとそれは、どんどん深いものに変わっていく。


「はあ、……んっ」


甘い声が漏れる。


「真奈、愛してる」


離れた唇から発せられたのは、愛の言葉。


それと同時に圭のぬくもりを感じる。


「私も、愛してる」