そして……。


「ねえ、もういいじゃん……」


水瀬君の家で夜ご飯を食べたあと、水着を着せられた。


確かにOK出しちゃったけど……!


「あ?」


ダメみたいです。


さっきから水瀬君は、私の水着姿を見て楽しそうにしてる。


ほんと、変態の所業だよ……。


「うう、どうしたら着替えさせてくれる?」


「抱きしめてよ。俺のこと」


ええ……。


なかなかヤバめのお願い……。


「無理……」


「じゃ、あと1時間はこのままな」


うっ、それは困る。


しばらく考え込んだ結果、もう、いいやってなった。


「えいっ」


思い切って、水瀬君に抱きついてみた。


恥ずかしくて、水瀬君の体温を身近に感じられてドキドキした。