医者なんて好きじゃない!

コンコン、入りますね。

「柿沼さん、目が覚めましたか!?

先生呼びますねー!」


ガラガラガラガラ

「目覚めましたか!?

良かったー!

胸の音聞かせてください。」

そう言って返事を待たずに診察を始めた。

「大丈夫そうですね!

良かったー。(ほっ)

体調はどうですか?

無理をなさらないでください」




誰?あ、白衣着てたから医者か。

あの医者の対応、余計混乱する。

一応看護師さんに聞いてみた。

「あの、私、どうして、、、。」

「救急車で運ばれてきたんですよ。

保護者の方がお見えになったら

状況を説明しますね!」

そう、明るく言った看護師に

「保護者は来ませんよ。

今海外いる筈ですし。」

こんな時でもあの人たちのことは覚えている。

娘が重体の事態でも、

彼らはきっと仕事中は来ない。

私の両親は優秀で、

2人とも海外で働いていて、

会えるのは年にほんの数回ほどだ。