「私の代わりに抱き締めてくれますか?」


2人はその言葉の直後、佐伯さんに抱きつき、泣きながらも強く強く抱き締めていた。


「ごめん、美香。美香の悩みに気づいてあげられなくてごめん。本当にごめんね」

「ずっと一緒にいたのに......。ごめんね。わたし、友達失格だよ......」

「そんなことない。咲希も綾乃も大事な友達だよ......。こっちこそ、巻き込んでごめん。ごめんね......」


お互いを信じられる関係性があって良かった。

最初に瞳を見た時に感じてたんだよね。

この人達なら、大丈夫だって。

そんな柔な糸で繋がってるんじゃないから、絶対乗り越えられるって。

絶対、変われるって。

よし、OK。

では、次に参るか。

私はくるりと向きを変え、傍観者達に声を上げた。