「夕飯の買い出しに行きます。買ったもの、全部持って下さい」

「...了解」


彼が手を離し、ドアの前から避けた。

私はようやく、ドアを押し、外に出ることが出来た。

するとそこには、真っ赤な夕日が私に向かって燃えていた。


「夕日、綺麗だな」

「んなの、どうでもいいっす。ほら、さっさと行きますよ」

「はいはい」


夕日が眩しい。

けど、それ以上に彼は眩しい。

私はドクドクする胸を押さえながら、彼の......

朔空の隣を歩いたのだった。