「私はまだ付き合うとは行ってません。嫌いではなく、むしろ好き。友だち以上恋人未満、というのが正しい表現っす。訂正します」

「何が訂正だよ。恥ずかしがるなって」

「恥ずかしいからとかそんなんじゃないっす。いや、本当に、本当にそんなんではなくて......」


いつもの冷静さを失い、パニックを起こしかけていた、その時。

彼が私の肩に手を回した。

げ。

ぎゃ。

ヤバい。

熱い。

このままだと、失神する。


「色々言ってますが、オレが由紗を守るってことに変わりはないです。必ず守ります。幸せにします。

なので、美郷さん、オレと由紗を温かく見守ってください。お願いします」


あー。

もう、ダメだ。

視界がぐらつく。

倒れ、る......。