「由紗ちゃん、少しは素直になったかな~って思ったけど、まだまだね。でも、まぁ、そのうち、いっちーくんには素直になれる日が来るんだろうな。ふふっ、楽しみぃ」

「ニヤニヤしないでください」

「だって可愛いんだもん。あぁ、いいな青春。ワタシも恋、してたなぁ。美郷っ...、まーくん......とか言って。キャーっ!」


まーくんて誰すか?

はぁ......。


「うるさいっす。静かにしてください」


ったく、この人はいつまでも学生気分なんすから。

こっちこそ、少しは教師らしくなったと思ったのに、株大暴落っすよ。

また失望しました。

やはり、"美郷先生"と呼ぶのはお預けにしましょう。

当分は子供たちと戯れててください。

大人な私は冷静な気持ちでコーヒーをまた口に含んだのだった。