――コツ。


オレの真横にローファーが出現した。

グレーのソックスに黒のローファー、

そして、この香り...。


「あー、すみません。ちょっとあなたに用がありまして」


声が聞こえる。

中低音ボイスだ。

もしや、こいつは......

顔を上げた、その時だった。