「でもね、遠距離ってのも考えたんだよ。けどね、なんかそれも中途半端だなぁって思って。

だったら全部清算して行きたいなって思ってこういう決断を下しました。

さっくん、一方的でごめん。でも、もう決めたことなの。応援してもらえると嬉しいな」

「あ、はい。応援します」

「良かったぁ。ありがと、さっくん。わたし、さっくんをカレシに持ててすっごく幸せだった。今まで、本当に本当にありがとう」

「こちらこそ、ありがとうございました」


目に見えない隙間が出来、そこをぴゅーっと春風が通り抜けた。

春風がオレに運んできたのは、一方的な別れと残酷な運命だった。