「ねぇ、さっくん」

「ん?」

「あそこのカフェ寄らない?わたし喉乾いちゃった」

「うん、いいよ。行こう」


さっきから上の空で、羽依に言われるがまま着いていっている。

ほんとはオレがリードするべきなんだよな。

このままではルナに合わせる顔がない。

オレみたいになりたいと言ってくれたのに、こんなオレが手本なんてルナが可哀想だ。

しっかりしろ、オレ。

気合いを入れ、途中からオレが半歩前を歩いた。

横断歩道を渡ってすぐドアが差し掛かる。

オレはすかさずドアを開けた。