「じゃあ、ぼくも行きますね。ワンコ先輩......ぼく、ワンコ先輩みたいにカッコいい人になります!頑張ります!なので、もう泣きません!」

「いや、泣いてるだろ」

「泣いてないです」

「完全に泣いてる。目真っ赤だ」


オレはルナの肩に手を置いた。


「ルナ、お前のこと、見守ってるから、安心してどんどん成長してくれ。オレもお前に越されないようにもっと大きな男になる」

「分かりました。ぐすっ...。じゃあ、行きます!ワンコ先輩っ、ありがとうございましたっ!」


ルナは全力疾走で駅へと走っていった。

悲しい思いは走って振り切れ。

そうして強くなってくれ。

byオレ。

で、toオレ。

さてと、ルナもいなくなったし、

残すところ、あと1人、か。

ぼーっと夜空を見上げるばかりだ。

ってか、言うことないのか、こいつは。

もう少しでお別れっていうのに、違うとこばっか見て......

ったく、しゃあねえな。