オレは腰を下ろした。

それに続いて橋本も座る。

そして、橋本はゆっくりと口を開いた。


「嘘はつかない。信じられないなら信じなくてもいい。今までボクが見てきたもの、体験まで全部話す。それに......」


橋本はブレザーのポケットからスマホを出し、オレにある画面を見せた。


「ここに残っているものも君に聞かせる。いずれ何かがあった時には誰かに聞かせて真実を導きだす手がかりになればと思って録ったものだ。君さえ良ければ、最後に聞いてもらう」


橋本はそういうと天井を見上げて、まるで独り言を呟くかのように話し出した。