「退学」

「そうだ」


そんなの......

そんなの......

そんなの......

許されてたまるか!

久遠は何も間違っていない。

常に正しくありたいとそう心に誓って生きてきたようなヤツだ。

それなのに、

なぜ久遠が、

久遠ばかりが

こんな目に遭わなきゃならないんだ!


「オレが助けに行く」

「待てっ!」


橋本がオレの手を力強く掴んだ。

この手で久遠はやられたのか。

くそっ。

それなのにオレはこいつの言うことを聞かなきゃならないのか。

ふざけるな!


「あいつらは生徒会だ。暴力なんて使ったらそれこそ退学処分になる。教師にも生徒にも言いように言いくるめることが出来るんだ。君がここで無鉄砲なことをしたら危険なんだ。分かってくれ。頼む」