「失礼します」

「お待ちしてました。ワタシに何かご用があるそうで」

「あっ、はい。実は...これをお渡しに来ました」


渡す瞬間は何度やっても慣れない。

未だに手も声もぶるぶる震えるし、まともに顔も見られない。

しかし、女性たちは皆ラブレターを受け取ってくれた。

だから、今回も大丈夫だと思っていたのだが...。