「ワンコ」
「ん?あー、おはよ」
「これ、どーぞ」
「えっ?」
久遠がオレに差し出したのは普段の久遠からは想像も出来ないほど、鮮やかなピンク色の袋だった。
「義理チョコっす」
「ちなみに、わたしからも。もちろんカノジョさんにもらうよりは嬉しくないと思いますけど」
「いやいや、そんなことないよ。2人共ありがと」
「いえいえ~」
にっこりと微笑むにゃんにゃんに対して久遠はというと黒マスクをして表情が全く見えない。
本当に義務的に渡しているようにしか思えない。
だが、なんかいつもと違う。
いつもは口ほど表情が固いことはないのだが、今日はまとっている雰囲気からして悲壮感が漂っている。
まさか、あの日のこと、まだ引きずっているんじゃ......。
「ん?あー、おはよ」
「これ、どーぞ」
「えっ?」
久遠がオレに差し出したのは普段の久遠からは想像も出来ないほど、鮮やかなピンク色の袋だった。
「義理チョコっす」
「ちなみに、わたしからも。もちろんカノジョさんにもらうよりは嬉しくないと思いますけど」
「いやいや、そんなことないよ。2人共ありがと」
「いえいえ~」
にっこりと微笑むにゃんにゃんに対して久遠はというと黒マスクをして表情が全く見えない。
本当に義務的に渡しているようにしか思えない。
だが、なんかいつもと違う。
いつもは口ほど表情が固いことはないのだが、今日はまとっている雰囲気からして悲壮感が漂っている。
まさか、あの日のこと、まだ引きずっているんじゃ......。



