歩先生を気にしながら2歩先を歩き続け、曲がり角までやって来た。
ここでようやくお別れだ。
「由紗ちゃん」
「はい。何でしょう?」
歩先生は私に一歩近付き、心の中まで見通すかのように目を見開いてこちらを見た。
「素直になりなよ」
「なんすか、急に」
「急じゃないよ。ずっと思ってた。
由紗ちゃんは相手のことを思いすぎて自分の気持ちを押し殺してしまうんだよ。
そういうのは自分に対して失礼だ。
由紗ちゃん自身が後悔が無いように生きて欲しいと僕は思う。
だから、これからは自分の気持ちに正直に生きて。僕が出来ることなら何でも手伝うから」
美郷さんは本当に良い人を選んだなぁとこういう時につくづく思う。
歩先生の言葉には優しさを感じるし、嫌みは1つもなく、諭すような話し方なのだ。
だれも傷付けず、かつ成長させる。
それが出来るからこそ、歩先生は教師なのだろう。
少しばかり厄介なアドバイスだが、一応ありがたく受け取っておこう。
「ありがとうございます。やれる範囲でそうしてみます」
「うん。じゃあ、ボクは見守るね」
「はい。よろしくです」
ここでようやくお別れだ。
「由紗ちゃん」
「はい。何でしょう?」
歩先生は私に一歩近付き、心の中まで見通すかのように目を見開いてこちらを見た。
「素直になりなよ」
「なんすか、急に」
「急じゃないよ。ずっと思ってた。
由紗ちゃんは相手のことを思いすぎて自分の気持ちを押し殺してしまうんだよ。
そういうのは自分に対して失礼だ。
由紗ちゃん自身が後悔が無いように生きて欲しいと僕は思う。
だから、これからは自分の気持ちに正直に生きて。僕が出来ることなら何でも手伝うから」
美郷さんは本当に良い人を選んだなぁとこういう時につくづく思う。
歩先生の言葉には優しさを感じるし、嫌みは1つもなく、諭すような話し方なのだ。
だれも傷付けず、かつ成長させる。
それが出来るからこそ、歩先生は教師なのだろう。
少しばかり厄介なアドバイスだが、一応ありがたく受け取っておこう。
「ありがとうございます。やれる範囲でそうしてみます」
「うん。じゃあ、ボクは見守るね」
「はい。よろしくです」



