私と美郷さんは大きく頷いた。


「うん。それでよし」


歩先生が私の頭を撫でた。

父の存在を知らない私にとって、この温もりは、くすぐったいけれど新鮮なものだった。


「これからは美郷さんの分まで生徒を幸せにします。だから、私に福祉部を任せて頂けませんか?」


私は美郷さんの目を真っ直ぐに見つめてそう聞いた。


「そんなの聞かれなくてももちろんOKよ。頼んだよ、由紗ちゃん」

「はい。全身全霊、頑張ります」


改めて決意表明をし、私は立ち上がった。