翌朝。

遂に運命の日がやって来た。

12月24日、クリスマスイブ。

午前7時、福祉部全員登校完了。

午前7時10分、点灯式のリハーサル。

午前7時30分、サンタコス試着アンド写真撮影。

午前7時50分、不審物等の最終チェック。

午前8時15分、プレゼントボックス回収。

と、この流れで朝の仕事を終えた。

オレは皆と分かれ、1人中庭のベンチでたそがれた。

遂にこの日が来た。

だが、久遠はやって来ない。

それは明確だった。

なぜなら、久遠は休学しているから。

歩先生に何度もしつこく問い詰めてようやく最近その情報を得られた。

来年から登校するのかどうかも不明だと言っていた。

つまり、だ。

久遠はやはり相当なダメージを受けたというわけだ。

自分だけが犠牲になるならまだしも、美郷先生まで巻き込んでしまったことに後悔の念が尽きないのだろう。

なんて、朝からまたあいつのことを考えてしまう。

良くないよな。

カノジョがいるのに、他の女のことばかり考えているなんて。

昨日橋本に言われたことは頭の中から消えない。

どうもがいても消せない。

だから、ずっと考えているしかないのだ。

考えても変わらないって分かっていても。