「あの女は危険だ。真っ直ぐが故に、曲がり角が目の前にあっても曲がれない。そのまま直進して壁にぶつかる。そういうヤツと一緒にいては、君がダメになる」

「そんなのお前なんかに決められたくない。久遠は真っ直ぐだから、あいつらしくて、わがままとか自己中なのもあいつの考えあってのことで、あいつを否定するとか、そんな......」

「それ以上は言うな」


橋本と視線がぶつかった。

さっきまでの嘲笑うかのような瞳とは違う。

熱がある。

感情が見える。

人間としての、正しい感情が......伝わる。