「ルナ、どうしたんすか?」


ルナは肩を震わせながら話し出した。


「僕、振られるんです...。僕、なにか......なにか、にゃんにゃんに悪いことしましたか?」

「えっとー、それ誰から聞いたんすか?」

「柳田先生とにゃんにゃんが廊下で今朝話しているのを聞いてしまったんです。にゃんにゃんが僕を振ってひな先輩にって...」


あー。

これは大変なことになってしまった。

ってか、そもそも人がいそうなところで喋るな!

久々に、ムカムカ、メラメラしてきた。

にゃんにゃんはまだ良いが、柳田美郷...!

個人情報漏洩で、完全に教師失格だろーがっ!

何してくれてるんだ...!


「それって本当なんですか?ゆっち先輩は何か聞いてませんか?」


聞いていないと言ったら嘘になる。

私はにゃんにゃんから色々聞いてしまっている。

こういう時は一体どうすればいいんすか?

穴があったら入りたい。

掘ってでも入りたい。

なんて思っても地面は固いコンクリート。

到底無理っす。

ならば、逃げずに答えるしかない。

それが誠意ってやつだ。

うん、きっとそうだ。


「ルナ、実は......」