「えーと、そろそろ写真撮ってもらえますか?この衣装早く脱ぎたいんで」

「キャーッ!脱ぎたい、だって!」

「先生、うるさいっす。何変なこと考えてんすか?やめてください。ってか、教師自体辞めてください」

「ほんと、由紗ちゃんは小悪魔なんだから~。ちょっとは優しくしてよ~」

「しません。てか、早く撮ってください」

「はーい」


やっとか。

はぁ、疲れた。

この人といるとほんっとうに疲れる。

私は疲労感満載の顔で一応ピースをした。


「ほら、ちっちゃいから由紗ちゃんが真ん中。で、仁彩ちゃんがその隣で、その右隣に東條くんで、左に月之瀬くんでいっちーくん」

「えっ?」


ワンコが首を傾げる。

ワンコ、すまん。

そういう人なんす。


「じゃあ、撮るよ~。はい、チ~ズッ!」


――パシャ。


心地よいシャッター音が鳴った。

これでようやく終われる、と思ったのだが、その後も写真撮影会は続いた。