だが、それよりも気が気でないのは、あの件だ。

ルナが生き生きと楽しそうに踊るのを目の当たりにし、なんだか明日を迎えるのが怖くなった。

"心が叫びたい選手権"でルナが振られることになったら、ルナのこの笑顔が奪われてしまうのだ。

それは辛く、苦しい現実だ。

誰かの幸せが誰かの不幸になることもある。

それもまた幸せの本質であることに違いはない。

ふと、四つ葉のクローバーを思い出す。

幸福の意味を持つ草花として有名だが、その4つの葉には、喜怒哀楽の意味が込められている気がした。

喜びも怒りも哀しみも楽しさも、

4つ全てが重なって幸せを作る。

そう解釈すれば、負の感情もあって良いものと捉えられるだろうか。

なんてこと、考えたって、答えなどどこにもないのだが。