私は髪型の最終チェックを終え、更衣室を出た。

まずは、ひなさんとワンコのクラスから巡回がてら覗いてみようと思う。

遠目からそーっと中を覗き込む。

が、何も見えない。

それもそのはず。

E組はお化け屋敷なのだから。

確か1クラスでは規模が小さすぎるからと言って隣のD組を中庭に追い出し、可動式の壁を取って2クラス分をお化け屋敷にしたらしい。

ひなさんとこの前一緒に帰った時に熱弁を奮っていたから、よく覚えている。

しっかし、学園祭とはくだらないものばかりだ。

メイド喫茶も飲食物を売っていなかったら何の生産性もない。

お化け屋敷に至っては資源の無駄遣いだ。

なんて思ってしまうのは、歪み、濁りきった、沼のような心を持った残念な私だけだろう。

全国の学生を敵に回してしまった。