「ふーっ。やっと取れる...」


私が金髪から解放されたのは、それから2時間後のことだった。

私の出番が無事終了し、この後は巡回の時間である。

着替えるのにも時間がかかるし、ここで脱いで制服になっても顔との温度差が激しいため、私は着替えなかった。

ひとまず髪の毛だけをとかし、いつものように右側をおだんごにしたハーフアップにした。

これは母が最後に教えてくれた髪型だ。

何度も鏡を見ては可愛いって言ってくれていたのを今でも忘れられずにこの髪型を続けている。

キャラにもなく萌え系なのは、違和感だらけだが、今さら変えるつもりもない。

卒業式までこのスタイルでいこうと思う。