そういうと彼女は店の品物を片っ端から物色していき、商品で溢れ返ったかごをオレの前に差し出した。


「これ全部買います。で、こっちのかごに入っている弁当は後で一緒に食べましょう」


は?

えっ?

誰と?


「何、ボケッとしてんすか。さっさと仕事終わらせて夕飯食べましょー。そこの公園の特等席取っておきますから早く来てくださいよー」


は?

ほんとさっきからコイツは1人で何喋ってるんだ?

理解不能なのだが。


「ほら、ピッピしてください」

「へいへい」


そして、人使いが荒い。

荒すぎる。

でも、さっきみたいにめっちゃ良いこともしてくれなくもないから憎めない。

絶妙なバランスを取って生きてる、と、そういう訳か。