「君、可愛いね!名前、なんていうの?」


って聞いてくる輩が両手で数えきれぬほどいたため、私はその度ににっこり微笑みながら、こう切り返した。


「私はあっち側の人間なんでー、名前ないんすよー。

名前はご想像にお任せします。

あ、ちなみに、名前当てっこゲームしても無駄っすよ。

そんなことしたら、職員室に連行しますんで」


と言ってもニタニタとしまりない顔で笑うやつもいたが、大抵は私を恐れながら中に入れるのを待ち望んでいた。