「あのさ、にゃんにゃん」

「はい...」

「にゃんにゃんはこのままで良いって思ってないっすよね?」


にゃんにゃんはこくりこくりと2回頷いた。


「なら、答えは決まってます。にゃんにゃんは自分の気持ちを2人それぞれに言うべきっす。

この世の中、大抵のことは言葉にしなければ伝わりませんからね。

ニュアンスだけで分かるなんてことはほとんどないっす。そんな人と出逢えたらきっとそれは......」

「それは?」


喉元まででかかったが、私は大きく首を振った。


「いや、そんなことはないんで、理解するように努めたり、きちんと誠意を持って伝えるってことをするんす。そのために言葉はあるんす」

「なるほど...。たしかに、そうですね」


分かってくれたようで何よりだ。

部長冥利に尽きる。