「福原さんのカレシさんは、軽音部の村岡琢磨さんっすよね?うちの男子部員が村岡さんから話を聞いて福原さんのことを知ったんす」
そう。
これはひなさんが持ってきた案件で、村岡さんから福原さんのことを聞かせてもらったらしい。
「そうだったのね...。
なんか、琢磨には耳が聴こえなくなってるってことを言えなくて、ずっと黙ってたの。
それで疎遠になって自然消滅でいっか、なんて思っちゃったりもして...」
「村岡さんは、別れたいなんて思ってません!」
にゃんにゃんがいつになく大きな声で叫んだ。
その声には、心の底から福原さんと村岡さんの想いを受けて強まった、真っ赤に燃える熱い気持ちがこもっていた。
「村岡さんは福原さんの右耳が完全に聴こえなくなってしまう前に自分の歌を届けたいとそう仰っているそうです。
お2人が互いに遠慮されて会いづらいというのであれば、わたしたちが全力でサポートします」
「本当にそうなの?」
「はい。私達は嘘はつきません。絶対っす」
誰かの幸せの一歩手前までサポートすること。
これこそが私達の仕事だ。
嘘なんてつくわけがない。
私は再度福原さんの手を包み込んだ。
そう。
これはひなさんが持ってきた案件で、村岡さんから福原さんのことを聞かせてもらったらしい。
「そうだったのね...。
なんか、琢磨には耳が聴こえなくなってるってことを言えなくて、ずっと黙ってたの。
それで疎遠になって自然消滅でいっか、なんて思っちゃったりもして...」
「村岡さんは、別れたいなんて思ってません!」
にゃんにゃんがいつになく大きな声で叫んだ。
その声には、心の底から福原さんと村岡さんの想いを受けて強まった、真っ赤に燃える熱い気持ちがこもっていた。
「村岡さんは福原さんの右耳が完全に聴こえなくなってしまう前に自分の歌を届けたいとそう仰っているそうです。
お2人が互いに遠慮されて会いづらいというのであれば、わたしたちが全力でサポートします」
「本当にそうなの?」
「はい。私達は嘘はつきません。絶対っす」
誰かの幸せの一歩手前までサポートすること。
これこそが私達の仕事だ。
嘘なんてつくわけがない。
私は再度福原さんの手を包み込んだ。



