スポフェスが終わったかと思えば、休むことなく、次の行事がやってくる。

まだ痛むお腹を押さえながら授業を受け、やっとのことで部室に赴いた。


――ガチャ。

――ギーー。


扉を開けた途端に気づいた。

これはきっとペパーミントの香りだ。