いた。

ベンチに腰掛け、夜空を見つめている。


「久遠」


オレの声に応答しない。

さては、寝ているのか。


「おい、久遠」

「ん?あー、どうもー。こんばんはーっす。一体こんな時間にどうしましたー?」


無事、だったんだな。

あの後、ちゃんと目覚めたんだな。

良かった。

本当に......良かった。