が、その数秒後。

私の顎に彼の手が伸びた。

私は見たくもない彼の顔を見ることになってしまった。

教室の電灯がちかちかと眩しい。

けれど、それ以上に目の前の彼に目を奪われる。

電灯よりも太陽よりも眩しい。

その光が私には余計な栄養だ。

こんなもの、いらない。

私は樹木とは違う。

私が欲しいものは、

そんな易々と手に入るものではない。


「じゃあ、俺も福祉部に入ろうかな。仲間になれば由紗ちゃんと仲良くしていいんでしょう?」