――ガラガラ。


視線の先にはやはり彼がいた。


「おはよう、由紗ちゃん。朝から練習?」

「はい。そうっす」

「そんなに俺と付き合うのが嫌?」

「まー」


なんてアンチを言ってしまうと、彼の背後でひそひそ話をしている女子生徒に殺されかねない。

しかし、正直なのが私の長所。

今にも飛び出してきそうなギロチンを気にも留めず、放った。