「なんかぁ、ゆっち先輩とワンコ先輩、おもしろぉい。楽しいなぁ」


面白い?

楽しい?


『どこが?』


うわぁ、ハモった。


「合わせないでくれますかー」

「そっちこそ、ハモってくんな」


ふんっと分かりやすく鼻息をしてからオレはルナの目の前に座った。

斜め向かいには久遠がいる。

はぁ、顔見るだけでイライラしてくる。

高血圧の主原因が人間ってヤバイよな。

このままだと早死にする。

気をつけよう。

ってことで、なんとか気持ちを落ち着けた。

久遠も久遠で冷静さを取り戻したらしく、ついに話し合いがスタートした。