それから1時間で話し合いを終え、私は職員室に来ていた。

もちろん話があるとすれば、あの人物である。


「美郷先生、今朝の件、話がまとまりました。これがレスキューシートっす」

「はいは~い、ど~も~」


美郷先生は受け取るとざっと目を通した。

毎回この調子である。

だがきちんと読んでいるようで、的確に指摘してくる。

そういう時だけは、やはりこの人は優秀なのだと痛感させられるのだ。