何が起こったのか分からぬまま呆然としていると、そこはかとなく、妙な雰囲気を感じた。

うわぁ。

ちょっとタイム。

私、いつの間にか......

壁にドンされてるんすけど。

すよね、これ?

だって、彼の手、私の顔の真右にありますし。

ドンドンいわなかったんで、超絶ナチュラルソフト壁ドンすね。

いや、壁トン、か?

なんて、考えている場合ではない。

クラスメート全員が見てるっていうのに、この状況はまずいではないか。