「あの...」

「俺が由紗ちゃんのカレシになれば、堂々と守ってあげられるんだけどね」

「は?」


あ。

ついに心の声が漏れてしまった。

しかし、彼は表情1つ変えず、こちらを見つめたまま。

視線を反らしているのに、気まずさが変わらないってどういうことっすか?

普通軽減するっていうでしょ?

なんて思いながらずるずると後ずさりし、教室の壁にぶつかった。