ん?

ってか、聞こえてきてません?

私の背後から、その黄色い歓声が。

私は先生の腕を無理やり引っ張り壁に寄せた。


「あ~、これが毎朝恒例の!ワタシいっつもコーヒーブレイクしてて見たことなかったんだよね~。ってか、本当にこういうことあるんだ~」


そこ、感心するとこっすか。

ふっ。

くだらん。

キャーキャーするなんて、

夏場なのに身震いするほど、くだらん。

ん?

いや、待てよ。

これ、この感じ、

使いようによれば、吉と出るかも。

ならば、どう使う?

どうすれば、スポフェスを成功に導ける?