――ドーン!

――ドーン!ドーン!

――ヒュ~~!ドーン!


花火を見ていた。

浜辺に設営された特設ステージの1番後ろの席に座って、夜空に浮かんでは消えていく大輪の色鮮やかな花たちを見ていた。

オレの手は羽依の手のひらの中で、

やはりその温もりに触れていれば温かい。

この手で守りたいと強く願ってしまうほどにいとおしい。

花火よりも羽依の方が何倍もキレイだってそう思う。


「さっくん、今の見た?」

「ハートだったよね。可愛かったなぁ」

「ね!可愛かったぁ。あ!今度は星!」

「おっ!次はしゃくだまだ」