人混みを抜けて河川敷まで歩き、ようやくオレは久遠にキーホルダーを渡した。


「いやー、ほんと、ありがとうございました。なんとお礼をしたら良いか」

「お礼はまた今度でいい」

「へー、ちゃっかりもらうんすねー」

「もらうに決まってるだろ。オレたちの邪魔して、あんなにたくさんの赤の他人にまで迷惑かけて。ちゃんと反省しろ」

「へーい」


こんなんで本当に反省してるのか。

明らかにしてないな、これは。