「久遠。お前が狙ってたやつって、あれだよな」

「あー、そうっす。あのワンコっす」


あの、

ワンコ......。


「ワンコ...よろしくっす」


一瞬の敬礼の後、真顔でじーっとオレを見つめてくる久遠。

ったく、

バカだな。

ワンコを狙っててワンコにやらせるって、

共食いじゃねぇか。

が、しかし。

男に二言はない。

やると決めたらやるしかない。

オレは銃を構えた。


「すみません。いきます」

「へい!さっさと終わらせてくれ」

「はい」