「はぁはぁはぁはぁはぁ......」


この症状は今に始まったことではない。

母が亡くなってからというもの、不定期に起こっては私を苦しめる。

場所時間問わず、突然襲い、突然消え去っていく。

誰にも言わない、

誰にも言えない、

私の最大の悩みだ。


「はぁ...はぁ...はぁ...はぁ...」


しばらく道路にしゃがみこんでいると、良くなってきた。

さて、今度こそ帰ろう。

私は立ち上がり、すっかり葉桜になった桜並木を歩いたのだった。