「久遠さん」


ぼーっとしていると、声をかけられた。

この方は...桃井さんだ。


「娘の晴れ舞台を作って頂き、誠にありがとうございました。もう、なんとお礼をしたら良いか......本当に本当にありがとうございます」

「いえ。私達はお手伝いをしたまでです。
このハッピーオーラを作り上げたのは、他でもない、楓花さんと友紀さん、2人のお人柄によるものです。

お2人が周りの人に愛され、幸せを祝福してもらえるような、そんな素晴らしい方々だからこそ、このような式と披露宴が執り行えたのだと思います」

「そうですか...。娘を誉めちぎって頂き、ありがとうございます」

「楓花さんは本当に明るくて優しくて綺麗で...素敵な方ですね。お母様の子育てがきちんとなされていたからなのでしょう。さすが、お母様です」

「あら、やだ。私まで誉められちゃった。ふふっ。ありがとう。でも、あなたも娘と同じくらい素敵な方よ。こんなにご立派に役目を果たされて...。1度あなたのお母様にお会いしたいくらい」