「はい......誓います」


桃井さんのその一言で、桃井さんのお母様が泣き出した。

女手1つでここまで育てて来たからこそ、娘の幸せを願う思いは人一倍強いのだろう。

私も母が生きていて私が結婚するってなったらこんな感じだったのだろうか。

今ではもう、その答えなんて何処にもないから、

答え合わせなんて出来ないのだが、

ふとそんなことを思った。


「では、指輪交換に移ります。こちらに指輪がございます。まずは新婦から新郎に、続いて新郎から新婦にお願いいたします」


指輪交換も無事に終わった。

隣のにゃんにゃんは宝石よりもキラキラした目で指輪を見つめていた。

そして、ついに最後。