「ルナ、準備OK。音楽お願い」

「はい」


ルナの返事の直後、音楽が流れ出した。

私は桃井さんに向かって頷き、ドアをガラガラと開けた。

桃井さんはすっと立ち上がり、段差を越え、バージンロードへと足を踏み出した。


「にゃんにゃん、ゴーっす」

「はい」


にゃんにゃんに合図を出し、入室したのを確認すると私はドアを閉めた。

ちらっと教室の中を見たが、前原さんは来ていなかった。

これは1度、電話をしなくては。

スマホを出し、暗記した番号を入力した......その時。