――ピンポンパンポン!


「迷子のお知らせです」


あっ、迷子か。

久しぶりにこのアナウンス聞いたな。

はて、どんなやつが迷子なんだ?


「白地のジャケットにグレーのラインが入った......」


ん?

白地のジャケットにグレーのライン?

は?

これ?

オレはジャケットを見た後、辺りをぐるりと見回すと、数人がオレのことを見ていた。


「えっ?......はい。

白地にグレーのラインが入った制服をお召しになった、身長175センチくらいのそこそこイケメンだと思われる......?

失礼しました。大変イケメンの17歳の少年を見かけましたら至急迷子センターにお連れになって下さい。

もう1度繰り返します。白地に......」


いやいやいやいやいや......!

完全にオレだろーが!

誰だこんなことするやつは...っ!!

恐らく、あいつだろうけど、

あいつしか考えられないけど、なっ!!

オレは羞恥心と怒りで迷子センターとやらを探し、猛ダッシュでセンター内を駆け抜けた。


「まってまーっす」


最後の最後でアヤツの声がアナウンスされて疑惑が確信に変わり、オレは遂にその場に到着した。