「よし、帰ろう」

「はい?1曲も歌わないで帰るんすか?」

「オレは歌うのが嫌いなんだ。カラオケなんて苦痛で仕方ない」


オレの言葉にルナがすかさず切り込む。


「じゃあなんで来たんですかぁ?社交辞令ってやつですかぁ?」


ルナ、やけに今日は突っかかってくるな。

さては反抗期か。

オレはそんなの1度も経験してこなかったから分からないが、普通の男子なら親父にでも不満をぶつけているのだろうか。

生憎オレにはぶつける相手はいないがな。

なんて感傷的になっていると、にゃんにゃんが助け船を出してくれた。